「育毛コース」連載その2 薄毛のメカニズムについて
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「本気の育毛コース」連載その2
この章では、女性の薄毛のメカニズムをご紹介致します。
女性の薄毛のメカニズム
気づかないうちに進行する女性の薄毛。40代以降の女性の薄毛には、女性ホルモンの「エストロゲン」が大きく関わっています。 このエストロゲンは毛髪を発達させ、毛髪の成長期を持続させる働きがあり、減少すると髪の成長期が短く、休止期が長くなってしまいます。 エストロゲンの分泌は28歳ごろがピークといわれており、その後は年齢を重ねるごとに減少し、閉経後は副腎から分泌されますが、極少量になってしまいます。 女性の薄毛は「本数の減少から」
更年期に入る40代はエストロゲンが減っていくため、1つの毛穴から出る髪の本数が3本 ➡︎ 1本に減ったり、髪そのものが痩せたり、髪の色が薄くなったりして全体的に薄毛になる傾向があります。
これは女性特有の脱毛症で「びまん性脱毛症」や「FAGA」といいます。
下の写真の様に頭頂部を中心に太さや、本数の減少、細い毛が混じったりしてきます。
ヘアサイクルについて
髪の毛にはヘアサイクルというものがあります。 簡単に言うと「髪の毛が生まれてから抜け落ちていく」一連の流れを指します。 下図をご覧下さい、これがヘアサイクルです。
ヘアサイクルの4つのプロセス
初期成長期 〜 成長期(約2~7年) 新たに生えてきた髪の毛は、産毛の状態から1ヶ月かけて太く成長し毛根から頭を出します。その後、2年ないし6年かけて毛母細胞が分裂を繰り返し、1ヶ月で1cm程度、髪を伸ばし成長しています。 退行期(約2週間) 毛母細胞の細胞分裂の活動が弱くなり、毛球部が徐々に萎縮をはじめて約2-3週間で完全に髪の毛の成長が止まります。 休止期(約3カ月) 完全に髪の毛の成長が止まった状態で3カ月程度毛根に留まります。その間は髪の毛は長くなることや太くなることはなありません。 脱毛期 自然に抜け落ち、脱毛します。 この様に生えては抜け落ちると言うサイクルを何年単位で繰り返しています。 *男性= 3年〜5年 *女性= 4年〜7年 ちなみに日本人の髪の毛の本数はご存知ですか? 10万〜12万本です!! (すごい量ですよね) その中で1日に自然に抜け落ちる本数は、約50本〜100本と言われています。 しかし、「脱毛症」が進行してくるとこの下の図の様にヘアサイクルのリズムが崩れることで薄毛が進行してしまいます。 脱毛症の進行とその影響
上図の様に加齢によるエストロゲンの減少や生活習慣の乱れにより、脱毛症が進行していくと約2〜6年ある、髪の毛を太く長く伸ばす成長期が徐々に短くなっていきます。 そして新しく生えてくる量よりも抜ける髪の量の方が多くなっていき、どんどん薄毛になっていってしまいます。 また、症状が進行すると共に本来は太くなるべき髪が太くならず、細い髪の毛のまま、時には産毛のまま太くなることなく一生を終える「毛髪のミニチュア化」を引き起こします。 これにより頭髪のボリュームや分け目が目立つなどの見た目の変化も現れてきます。 ですので、「育毛」の最重要ポイントは 乱れたヘアサイクルを正常に戻す事で以前の当初の状態に戻していく。 ことが非常に大事になります!! 薄毛を知らせる3大サイン
第1のサイン 抜け毛 前項でもお伝えしたように、通常一日50本〜100本ほどの抜け毛がありますが、脱毛症が始まるとシャンプー時に多い時で200本以上抜ける時があります。 第2のサイン 髪の毛細さ
髪の毛の太さが細くなっていき自分で髪の毛を触っていても以前と違う細くなっている感覚を感じます。このような状態は脱毛症の初期に感じることが多く、早めに対処していかないとどんどん細くなり抜けていく状態になります。 第3のサイン 髪の軟毛化 髪の毛が柔らかくなってきたら薄毛の進行が深刻な状態になってきている可能性が高くなっており、放置しておくと毛髪はどんどん痩せ細ってツヤや弾力を失います。
ホヤホヤした毛や産毛になって抜け落ちてしまったら、そこからは二度と生えて来ません軟毛化は髪の毛に必要な栄養素が充分補給されていない栄養障害によって起こります。
今回はここまでです。 最後まで読んでくださりありがとうございました!! 次回は「育毛とライフスタイルの改善」になります。 ではでは
目次と各リンク
育毛コース 連載その1 女性の薄毛はなぜ起こる?
育毛コース 連載その2 薄毛のメカニズムについて
育毛コース 連載その3 育毛とライフスタイルの改善
育毛コース 連載その4 女性の薄毛治療法について
育毛コース 連載その5 当店の育毛コースについて